明日の種

トイレットペーパーがなくなる、、その理由を心理学で学ぶ

突然ですが、正答率が10%以下の質問をします。

Q1.世界の人口の何%が低所得国(1日当たりの所得が2ドル以下)に住んでいると思いますか?

A.59%
B.32%
C.9%


Q2.低所得国に暮らす女子の何%が初等教育を修了しているでしょうか??

A.20%
B.40%
C.60%

多くの人は2つの質問のどちらの答えもAであると思われたのではないでしょうか?

実は、どちらの質問も答えはCなのです。
低所得国は世界の人口の9%で、その9%の中でも60%の女性が初等教育をしっかり受けられているという状況です。


でも貧富の格差はどんどん広がっているのは常識ですよね??
しかし実際のデータを見ると、20年前と比べ、貧困層の割合を比べるとおよそ半分に減っているのです。
つまり、この20年は貧困層がもっとも早く減った期間なのです。


このように我々が持っている常識や思い込みは間違っていることが多いものなのです。
それは上記のような、世界情勢など大きなスケールだけでなく日々の生活でも全く同じことと言えます。

逆に言うと、その思い込みをデータや科学を駆使してなくせれば正しい判断や決断をすることができるのです。

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では、判断や決断を狂わせるものとは何なのでしょうか??

それは『人間は物事をドラマチックに見てしまう傾向がある』からです。

夢見たいですよね、、、

『世界の見方を歪める10の思い込み』

【1,恐怖本能】

これは確率的にはあまり危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込みになります。

例)アメリカ人の51%は日常的にテロに対して恐怖を感じています。
9.11などを考えると恐怖に思うのは当たり前かもしれません…。
しかしデータを見ると、


テロの死者は1年平均で159人に対し、
飲酒が原因での死者は1年平均で69,000人なのです。


もし仮に飲酒が原因で他人に殺される場合に限定しても1年平均で7,500人。
つまり、テロで殺されるより、酔っ払いに殺される確率の方が50倍も高いのです。

しかも、2016年の死者のうち、テロで亡くなったのは0.05%だけ。
データ上で見ると、亡くなった人の60%以上を殺した、生活習慣病の方がよっぽど恐ろしいですよね。

もちろんテロの心配をするなというわけではありませんが、起きる確率が低いものに怯え、思い込みをすることで本当に対策が必要なものが見えなくなってしまいます。


これは日常的な恐怖においても言うことができます。

例)人前で話すことが怖いという人の中には人前で話して笑われるという結果が怖いのではなく、「人前で話すこと=怖い」と思い込んでいるから怖くなってしまうという場合があります。

だからこそ、「現実的なリスクなのか、それとも怖いと思い込んでいるから怖いのか」
この区別をつけることで決断や判断の質を大幅にあげることができます。

決断の際は恐怖本能に惑わされていないか冷静に考えてみてください。


【2.焦り本能】

これは今決めないと後悔してしまうんではないか。
もしくは失敗してしまうんではないか?という思い込みです。

これは心当たりのある方が多いのではないでしょうか?

例)不動産屋さんに部屋の内見をさせてもらうと、必ずこう言われますよね。
「この部屋は人気なのでなるべく早く申し込まないとすぐに取られてしまいますよ。
今日中に申し込みだけしておきませんか?」

今回のトイレットペーパー買占めもこのことが原因の一部ではないでしょうか。

人間は、今決めないと後悔するのではないか。という恐怖に流されてしまうことが多いです。
その結果、データや根拠を抜きにしてとりあえず決断を下してしまうことがあります。
なので、今決めないといけないというプレッシャーで決断しようとしているのか、それともきちんとデータや根拠に基づいて決断しようとしているのか、これを見極めることが重要です。


【3.ネガティブ本能】

これは物事のネガティブな面だけに中むくしてしまう習性を言います。

これは人が生まれ持ったものに加え、メディアの報道の偏りが大きな原因になっています。

飛行機が墜落したニュースは大々的に報道されても、成田発ロサンゼルス便が無事到着しましたなんて報道はされませんよね。

だからこそ、我々が常日頃から触れている情報はネガティブなものに偏っていると言うことを理解しなければなりません。

もちろん現在の問題を知ることは重要ですが、過去と現在を比べ進歩している点、良くなっている点も同じように理解しなければ世界はどんどん悪くなっていると悲観的に捉えるしか亡くなってきてしまいます。
なのでデータを基にここは過去と比べて進歩したけどこの部分はもっと改善しないといけないよねと言う風にポジティブに行動できるのがベストなのではないでしょうか。

【4.分断本能】


これは、さまざまな物事や人々は2つのグループに分かれていて、両者の間には決して埋まることのない溝があるはずだ、と思い込んでしまうことです。

 目を引く極端な事例や数字、「平均の比較」による見せかけの分断に惑わされずに、「大半の人がどこにいるのか」を探すことで、分断本能を抑えることができます。

【5.直線本能】

 グラフが直線を描くと思い込んでしまう本能を言います。
これは多くの人が「世界の人口は“ひたすら”増え続ける」と勘違いする原因にもなっている思い込みです。。
 実際には人口以外のデータにおいても、直線のグラフが当てはまるケースは珍しいのです。「S字カーブ」「すべり台の形」「コブの形」、もしくは「倍増」する線が当てはまることの方が多く、現象を正しく理解するには、グラフには直線以外にもさまざまな形があると知り、グラフに示されていない箇所を不用意に憶測しないよう努める必要があります。

【6.過大視本能】

これは ある1つの数字だけを見て「なんて大きい(小さい)んだ」と勘違いするような、1つの実例を重視し過ぎてしまう考え方のことです。


「目の前にある確かなもの」に気を取られると本質を見失い、限られた時間や労力を無駄遣いしてしまう可能性があります。
世界で起こる事柄の本質を見失わないためには、提示された数字を他の数字と比較したり割合を見たりすることで、過大視本能を抑える必要があるのです。

【7.パターン化本能】

 人は無意識に物事や状況をパターン化し、それをすべてに当てはめてしまう習性があります。


パターン化は生きていく上で必要な思考の枠組みですが、誰しも分類の仕方を間違えたり、少数の例や一部の例外的な事柄を基に、グループ全体の特徴を決めつけてしまいがちです。


「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込みは思考停止につながり、物事への理解を妨げるだけでなく、重大な機会損失にもつながってしまうことがあります。
 これを防ぐには、常に「自分の分類の仕方は間違っているかもしれない」と疑い、強烈な印象の「例外」にとらわれ過ぎていないか等、よく使ってしまう分類を見直し続ける必要があ理ます。

【8.宿命本能】

これは持って生まれた宿命によって、人や国、宗教や文化の行方は決まるという思い込みです。


物事が昔から今の姿であるのはどうにもならない理由があるからで、これからも永遠に変わらないし、変われない、という考え方になります。
実際には、「インターネットやスマートフォンの普及」のような急激な変化でないため実感できていないだけで、社会や文化は昔から常に変化し続けていることを認識しなければ」なりません。


 宿命本能を抑えるには、小さな進歩を追い続け、自分の中の知識を常に新鮮に保つよう心掛けることが大切です。そして、自分の価値観を親や祖父母、子や孫世代のものと比べてみるなど、実際にどのくらいの変化が起こっているのかデータ等を駆使し確かめることが大切になります。


【9.単純化本能】

1つの視点だけでは世界を正しく理解し、問題に対して現実的な解を見つけることはできないにも関わらず、世の中のさまざまな問題に対し、1つの原因と1つの解答を当てはめてしまう傾向のことを言います。

自分の考え方が正しいことを示す例ばかりを集めたり、問題解決の一部に役立ちそうな専門知識を強引に振りかざすのではなく、専門や立場が異なる人々の意見にも謙虚に耳を傾け、客観的な判断を下すことが非常に大切です。
このようにケースバイケースで問題に取り組むことで、単純化本能を抑えることができます。


【10.犯人捜し本能】

これは何か悪いことが起きたとき、単純明快な理由を見つけたくなる傾向のことを言います。
誰かを責めたいという本能に囚われると、複雑な真実に目を向けることができなくなってしまい、将来同じ間違いをしてしまう可能性が高まってしまいます。

 物事がうまくいかないときには犯人捜しをするのではなく、複数の原因やシステムを見直す。反対にうまくいったときにはヒーローではなく、社会基盤とテクノロジーに目を向けるよう努めることで、この本能を抑え込むことができます。

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まとめ

『先入観や思い込みに囚われず、冷静な目で事実を見つめ直す。』

言葉にするとあっけなく、また誰もがその重要性については認識していると思いますが。しかし、実際には物事を考える上で最低限知っておくべき、ともいえる簡単な事実すら共有できていないことが多いと思います。

データのオープン化が進む今、正しい世界や物事の見方、本能の抑え方を学ぶことの重要性はますます高まっていく時代です。

世界の出来事だけでなく、自分の生活の中でもこういった思い込みやデータや根拠に基づいていない判断をすることで人間関係に支障をきたすなどのトラブルが発生することもあります。

上記で取り上げた10の思い込みを自分がしていないか、もしくは本能ではなく、意識し、考えて行動してみると違った世界観がみえてくるかもしれませんね。

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